BCP とは、災害などで会社が止まりかけたときに、大事な業務を続けるための計画のことです。日本語では「事業継続計画」と言います。止まってしまった場合も、決めておいた時間内に大事な業務を再開させることを目指します。
30 秒でわかるポイント
- 災害時も大事な業務を止めない、止まっても早く戻すための計画です
- 取引先の調査や、災害への備えの話し合いで出てきます
- 聞いたら「どの業務を、何時間で戻すか」を確かめます
1 分でわかる解説
内閣府は BCP を、顧客の流出やシェアの低下から会社を守る「経営戦略」と位置づけています。書類を作って終わりではなく、経営の判断そのものだということです。
似た言葉に BCM(事業継続マネジメント)があります。計画を作るだけでなく、ふだんから見直し、訓練する取り組みまで含めて呼ぶときに使います。
会議で出てきたら確かめる 3 つのこと
- 止めてはいけない業務は、どれと決めてありますか?
- その業務は、何時間以内に再開する目標ですか?
- 計画は、最後にいつ見直しましたか?
全文を読む(約 2 分)
どこで出てくる言葉?
地震や水害への備えを話し合うミーティングで出てきます。取引先から「御社に BCP はありますか?」と聞かれる場面もあります。
内閣府の定義では、BCP は災害時に重要な業務を止めないための計画です。止まった場合は、目標の時間内に重要な機能を再開させます。そうして、顧客が競合に流れることや、会社の評価が下がることを防ぎます。
BCP には何が含まれるの?
内閣府は、BCP を作るときの大事な点として次の 3 つを挙げています。
- 重要業務の選定: 何があっても続ける業務を、あらかじめ絞り込みます
- 目標復旧時間の設定: 止まった業務を、いつまでに再開させるかを決めます
- 必要なものの確保: 人・設備・データなど、業務の再開に要るものを用意します
具体的な対策の例として、内閣府はデータの予備の仕組み、代わりに使う事務所の確保、社員の無事を素早く確かめる仕組みを挙げています。
似ている用語とはどう違うの?
| ワード | 指すもの |
|---|---|
| BCP(事業継続計画) | 大事な業務を続ける、早く戻すための計画 |
| BCM(事業継続マネジメント) | 計画づくりに加え、ふだんの見直しや訓練まで含めた取り組み |
| 目標復旧時間(RTO) | 止まった業務を何時間で戻すかの目標。BCP の中で決める数字の 1 つ |
内閣府は、BCP の「計画」は計画書だけを指すのではないと説明しています。管理の取り組み全体を強調したいときに、BCM と呼ぶことがあります。
経営にとって何が変わるの?
内閣府の令和 5 年度の調査では、BCP を作り終えた大企業は 76.4% でした。中堅企業では 45.5% にとどまります。取引先に大企業が多いほど、BCP の有無を問われる場面は増えると考えられます。
このワードが出たら、計画書があるかどうかだけで安心しないでください。止めない業務はどれか、何時間で戻すか、最後にいつ見直したか。この 3 点が答えられれば、計画は生きています。答えに詰まるなら、そこから手を付けるのが近道です。
ひとことで言うと
BCP とは、災害時に「どの業務を、いつまでに戻すか」を前もって決めておく経営の計画です。
情報ソース:
・内閣府 防災情報のページ「事業継続」(2026年10月2日確認)
・内閣府「令和6年版 防災白書」第1部 第1章 第1節 1-7 事業継続体制の構築(2026年10月2日確認)
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