ハイエンドマウスの代名詞、Logicool「MX MASTER」シリーズが、6年ぶりに完全刷新された。MX MASTER 4である。
型番はMX2400GR(グラファイト)、価格は¥18,600前後。前世代のMX Master 3/3Sを使い続けている経営者にとって、今回のアップデートは「買い替えていいのか」ではなく「何が変わったか」から知る必要がある。
目玉1:親指エリアに「触覚フィードバック」搭載
最大の新機能は、親指が触れる面が細やかに振動する「触覚フィードバック」だ。
マウス操作、ショートカット実行、OSからの通知――これらに応じて触覚で反応が返る。視線を画面から外さずとも「操作が通った」「新着がある」ことを親指で感じ取れる。画面集中を途切れさせずにマルチタスクを回したい層には、地味に効く体験改善である。
目玉2:「Actions Ring」――AIツール8個をリング状に呼び出す
もう一つの新機能が「Actions Ring」だ。親指エリアに専用ボタンが追加され、押すと8つのショートカットがリング状に画面表示される。カーソルを目的のアイコンに合わせるだけで、そのアクションが即実行される仕組みだ。
Logicool自身が公式に「日常的に使用するAIツールへのアクセス」と謳っている点に注目したい。ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityといった業務でよく使うAIを8スロットに登録しておけば、親指1本でその日のアクティブツールを呼び出せる。
AI時代の経営者が抱える悩みは「複数のAIを業務別に使い分けているが、切り替えに集中が途切れる」こと。Actions Ringは、この切り替えコストを大きく下げる。
目玉3:無線接続の安定性が2倍、FIPS準拠でビジネス安全
地味だが重要なのが接続面の改良である。
- USB-C接続のLogi Boltレシーバー(MacとWindowsで共通)
- ICチップとアンテナ設計を刷新し、前世代比で接続の堅牢性が2倍に
- 米国連邦情報処理基準(FIPS)に準拠した設計で、企業利用時のセキュリティ懸念を軽減
会議中にマウスが一瞬飛ぶ、隣席の電子機器と干渉する――こうした「小さな不快」を積み重ねないのが上位モデルの価値である。
前世代との比較:何が残り、何が変わったか
MX Master 3/3Sで評価されていた要素は、ほぼそのまま継承されている。
- 超高速スクロールホイール(MagSpeed電磁スクロール)
- 静音クリック
- 8,000dpiの高精度センサー
- USB-C充電
変わったのは「触覚フィードバック」「Actions Ring」「接続堅牢性」「FIPS対応」の4点。本体形状は大きな変更なしで、3/3Sユーザーが持ち替えてもすぐ馴染む設計になっている。
なお、Logi Boltのみ対応で旧Unifyingレシーバーとは互換性がない点は注意が必要。Unifying経由で複数デバイスをまとめていた環境では、レシーバー側の切り替えが必要になる。
結論:AI時代の「入力デバイス」に1.8万円を投じる合理性
マウスに2万円近くかけるのは、一般的には「高い」と映る選択だ。だが、次のように考えたい。
1日8時間、年間200日マウスを使う経営者にとって、1,600時間手に収める道具である。2年使えば3,200時間。1時間あたり6円弱のコストで、親指の触覚、AIツールの呼び出し速度、接続の安定性を買えることになる。
HHKB(約3万円)を記事で扱った際と同じ論理である。AI時代は、キーボードとマウスという「入力の最前線」への投資こそ、最もROIが高い。
MX MASTER 3/3Sを現役で使っている方は、「触覚フィードバック」と「Actions Ring」が自分の業務スタイルに効くかで判断していい。効くと感じたなら、6年分の技術進化を手に入れる価値はある。
購入情報
- 製品名:Logicool MX MASTER 4 アドバンスド ワイヤレスマウス
- 型番:MX2400GR(グラファイト)
- 価格:¥18,600前後
- 保証:2年間
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