Appleが「Ultra」という名のもとに、製品ラインナップの最上位を再定義しようとしている。
Bloombergの著名記者Mark Gurman氏が2026年3月8日のニュースレター「Power On」で報じた内容によれば、Appleは今年後半に少なくとも3つの「Ultra級」新製品を投入する計画だ。低価格帯のMacBook Neoを発売した直後というタイミングで、今度は真逆の「超プレミアム」路線を一気に加速させる。
3つの「Ultra級」製品とは
① 折りたたみiPhone(約2,000〜2,500ドル)
Appleが初めて投入する折りたたみ型iPhoneは、ブック型(書籍を開くような形状)を採用する。内側には大型ディスプレイを搭載し、小型タブレット並みの画面サイズを実現。外側にも日常使い用のディスプレイを備える。
注目すべきは折り目(クリース)の処理だ。Appleはディスプレイ技術の改良とLiquidmetal製ヒンジにより、「開いた状態でほぼ見えない」レベルまで折り目を解消したとされる。Samsungが初代折りたたみスマホを出してから約7年——Appleが「後発」であることを逆手に取った仕上がりが期待される。
価格は約2,000ドル(約30万円)以上。2026年秋、iPhone 18 Proシリーズと同時に発売される見込みだ。
② タッチスクリーン搭載 MacBook Ultra
次に注目すべきは、MacBookシリーズ初となるタッチ対応OLEDディスプレイを搭載した新モデルだ。Gurman氏によれば、これは現行のM5 Pro / M5 Max MacBook Proの「後継」ではなく、その上位に位置づけられる全く新しいカテゴリーのMacBookとなる。
AppleはこれまでiPhone X(2017年)やiPad Pro(2024年)にOLEDを導入した際、価格を約20%引き上げてきた。MacBookでも同様の価格上昇が見込まれる。現行MacBook Proは併売されるため、「Pro」と「Ultra」の二段構えという新しい構図が生まれる。
③ カメラ搭載 AirPods Ultra
3つ目は、AirPods Proの上位に位置づけられる新型AirPodsだ。最大の特徴は小型のコンピュータビジョンカメラを内蔵している点。このカメラは写真撮影用ではなく、ユーザーの周囲の視覚情報をSiriの「Visual Intelligence」に送信し、AIが環境を認識・応答するためのセンサーとして機能する。
つまり、イヤホンが「耳」だけでなく「目」の役割も果たすようになる。Meta Ray-Banのスマートグラスが開拓した「AIが世界を見る」という体験を、イヤホンという形で実現しようとしている。
「Ultra」戦略が意味するもの
Appleはすでに、Apple Watch Ultra、Mシリーズ Ultra チップ、CarPlay Ultraなどで「Ultra」ブランドを展開してきた。今回の3製品は必ずしも全てが「Ultra」を冠するとは限らないが、いずれも既存ラインナップの最上位に位置する「スーパープレミアム」という思想で統一されている。
低価格帯(MacBook Neo)から超高級帯(Ultra)まで——Appleは価格レンジを両方向に広げることで、あらゆる層を取り込もうとしている。
SYNCONの視点
経営者・管理職にとっての注目ポイントは、MacBook Ultraのタッチスクリーンだ。「Macにはタッチスクリーンは不要」——これはSteve Jobs以来のAppleの信条だった。それを覆すということは、Apple自身が「PCの使い方が変わった」と認めたことを意味する。
AIとの対話、ビジュアルデータの直感的な操作、プレゼンテーション中の画面タッチ——これらが「仕事の当たり前」になる時代が、Appleのお墨付きでやってくる。2026年後半の発売に向けて、自分の仕事環境をどうアップデートするか。今から考えておいて損はない。
ソース
- The Verge — Apple is going high-end with new ‘Ultra’ products next
- MacRumors — Apple Could Launch Three New ‘Ultra’ Devices This Year
- AppleInsider — Expect more ‘Ultra’ products from Apple, if not by name
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